ライブや歌番組で大好きなアーティストの耳に光っているイヤモニ。「一般的な『イヤホン』と何が違うの?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。
イヤモニはインイヤーモニター(IEM)の略称であり、主にアーティストがステージ上で自分やメンバーの声、また演奏などを聴くために使用されているイヤホンの一種です。かつてはプロ専用のものでしたが、今では広く知られ、一般ユーザーにも使用される存在となりました。
イヤモニは、「ワイヤレス」「ラインアレイ・スピーカー」と共に、ライブシーンに大きな変化をもたらしたアイテムと言えます。
それまでアーティストは、足元やステージ両サイドに置かれたモニタースピーカーを使って自らの演奏の音を聴いており、身の回りのスピーカーから出る音が聞こえる範囲でしかパフォーマンスができませんでした。
それがステージを離れて自由に動き回ることができるようになったのは、ステージにおけるワイヤレス機器と共に発展してきた、イヤモニのおかげでもあるのです。

ステージセットの自由度も増し、より豪華に、より新しい演出が加えられるようになりました。さらにはステージ上のモニタースピーカーがなくなったことで音響環境が整い、オーディエンスが聴く音質は大きく向上しました。
また、イヤモニは外部の音を遮断するため、コンサート・ツアーなど日々大音量にさらされているアーティストの耳の保護にも貢献したといえます。このように、プロフェッショナルの間でイヤモニが果たした役割は計り知れません。

そんなライブ必須のアイテムとなったイヤモニ。本記事では、業務用音響機器の通販サイト FULL-TENのスタッフがおすすめのイヤーモニター製品をご紹介。また、イヤモニには一般的なイヤホンと比べてどんな特徴、メリット/デメリットがあるのかについても詳しくお伝えします。
おすすめのイヤーモニターをご紹介!
イヤモニの大定番! SHURE / SE215

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ドライバー構成 | ダイナミック型 |
感度 | 107dB SPL/mW(1kHz) |
再生周波数帯域 | 22Hz~17.5kHz |
公称インピーダンス | 20Ω |
接続端子 | MMCX |
付属品 | ソフト・フレックス イヤパッド(S、M、L) ソフト・フォーム・イヤパッド(S、M、L) キャリングケース |
世界標準のマイク SM58でも広く知られるSHUREによる、高遮音性イヤホンSE215。クリアなサウンドと、豊かな低域を持ち合わせた人気のイヤホンです。
人間工学に基づいた薄型デザインは、ミュージシャンがステージ上で使用するインイヤーモニターと同じデザインを採用しており、激しく動きを伴う時もイヤホンが外れず、快適な装着感を維持できます。
また、持ち運びに便利なサイズ感なので、通勤・通学などにも使いやすく、日常的な用途でも人気が高いイヤホンとなっています。
初めてのイヤモニにおすすめ! CTM / CE110

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ドライバー構成 | ダイナミック型 |
感度 | 115dB SPL @ 1mW |
再生周波数帯域 | 20Hz~14.5kHz |
公称インピーダンス | 17.5Ω @ 1kHz |
接続端子 | 2pin |
付属品 | イヤーチップ(シリコン/ウレタンフォーム S/M/L 計6ペア) 0.78mm 2Pinケーブル(127cm) CTMロゴ入りジッパーケース |
アメリカ・フロリダ州のイヤホン専門メーカー CTM(Clear Tune Monitors)による、ユニバーサルIEMシリーズ “CE Series” のエントリーモデルがこの CE110。
本機種は低価格帯でありながらもカスタムIEMクラスの音質と装着感を実現し、高いコストパフォーマンスを誇るため、イヤモニを初めて選ぶ人におすすめです。
なお、本シリーズでは2万人以上の耳の形のデータを基に、どんな耳にも合うよう独自開発された「ユニバーサルフィットデザイン」を採用。カスタムIEMと同等の優れた装着感を実現したイヤホンとなっています。
また、CTMによる独自技術 ”W.I.S.E.(Wave Integrating Sonic Element)テクノロジー” を採用。音が耳に至るまでの経路を最適化し、原音に忠実なサウンドを実現しました。
ダイナミック型ドライバーを搭載し、豊かな低音域と中高音域の再現度を両立したサウンドをぜひご体験ください。
■シリーズ詳細についてはメーカー公式動画をチェック!■
クリアなサウンドを求める方に! CTM / CE220

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ドライバー構成 | バランスドアーマチュア型x 2 |
感度 | 124dB SPL @ 1mW |
再生周波数帯域 | 20Hz~16kHz |
公称インピーダンス | 22Ω(1kHz) |
接続端子 | 2pin |
付属品 | イヤーチップ(シリコン/ウレタンフォーム S/M/L2pin 計6ペア) 0.78mm 2Pinケーブル(127cm) 標準プラグ変換アダプター CTMロゴ入りジッパーケース |
明瞭なサウンドを求める方にオススメなのがCTM / CE220。厳選されたバランスドアーマチュア型ドライバーを2基搭載し、きらびやかな高音域とパンチの効いた低音域を実現したインイヤーモニターです。
カラーはCLEAR(クリア)とSMOKE(スモーク)の2種類をラインナップ。お好みに合わせてお選びいただけます。
解像度に優れた最上位モデル! CTM / CE320

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ドライバー構成 | バランスドアーマチュア型x 3 |
感度 | 124dB SPL @ 1mW |
再生周波数帯域 | 20Hz~16kHz |
公称インピーダンス | 22Ω(1kHz) |
接続端子 | 2pin |
付属品 | イヤーチップ(シリコン/ウレタンフォーム S/M/L 計6ペア) 0.78mm 2Pinケーブル(127cm) 標準プラグ変換アダプター CTMロゴ入りジッパーケース |
とにかく良い音を求めている方にオススメなのが、バランスドアーマチュア型ドライバーを3基搭載したCTM / CE320。CEシリーズの最上位モデルです。
CTM独自のチューニングと、低域、中域、高域をそれぞれ担当する高品位ドライバーにより、分離感に優れた解像度の高い音像を実現。
まさにステージ上のミュージシャンがカスタムIEMで聴いているような、プロ品質のモニターサウンドを得ることができます。CE220と同様、CLEAR(クリア)とSMOKE(スモーク)の2色からお選びいただけます。
イヤモニの特徴
①高い遮音性能

イヤモニには高い遮音性能が求められます。大音量のライブをモニターする際、周りの音が聞こえてしまうと自分の音がわからなくなってしまうからです。
一般的に、イヤモニには低反発ウレタンなどのイヤーピースで遮音性を高めるユニバーサルIEMと、耳の型を採取して造形するカスタムIEMの2タイプがあります。
ユニバーサルIEMは、一般的なイヤホンと比べて遮音性を重視した設計になっています。一方のカスタムIEMは、自分の耳に合わせた耳栓をしているようなものなので、さらに遮音性が高くなっていることが特長です。
遮音性が高いというと、ノイズキャンセリング機能を思い浮かべる方も多いと思いますが、電気的に外部の騒音を低減するノイズキャンセリング・イヤホンとは異なり、耳栓の様に物理的に遮音性を高めたイヤモニの方が自然な遮音感を得やすいとされています。
一方で、非常に高い遮音性を持つため、歩きながらの使用には不向きである点に注意しておきたいところです。また、多くのミュージシャンの難聴を救ったイヤモニですが、使い方を間違って難聴になってしまった例もあります。
特に片耳だけで聴く際、人は音量感を失いやすく、音を大きくしがちです。そうしたことも踏まえて、大音量で使用しないことを心掛けてください。

②快適な装着感

カスタムIEMは、採取した耳型から自分の耳に合わせて製作されるため、装着感に関しては申し分なく、普通のイヤーピースでは合わないという方でも心配ありません。激しいステージパフォーマンスでも外れることのないほど、耳にしっかりと固定できます。何日か使ってみて合わないと感じたら、再調整することでよりベストな装着感を得ることができます。
対するユニバーサルIEMは、遮音性の高い素材のイヤーピースを使用して装着します。イヤモニの特長である高音質や、各社の独自技術はそのまま採用されながら、耳型を取る必要がなく、本体価格もお求めやすいものが多いです。一般的なイヤホンとは異なるその音質や装着感で、プロフェッショナルのクオリティを感じることができるでしょう。
③音のプロも認める優れた音質

音楽ファンとして嬉しいのは、大好きなアーティストと同じ音が聴けることです。しかも、その音質の解像度は非常に高く、アーティストが演奏した音、メンバーの演奏する音を難なく聴き分けられます。また、音像定位、演奏のニュアンスという音の細部まで聴くことができるのも特長です。
さらに、ワイヤレスよりもワイヤード(有線接続)の方が音は良いのをご存じでしょうか。一般的にアーティストは、ライブや歌番組ではワイヤレスでモニターしています。つまり、プレーヤーに直接イヤモニを繋げば、アーティストが聴いているよりも、もう一段ハイクオリティな音で音楽を聴くことができるのです。これはオーディオ・ファンなら嬉しい情報に違いないでしょう。
イヤモニを選ぶ際に注意したいのは、高分解能で優れた音質であっても、聴き疲れするモデルがあることです。普段から聴くイヤモニとして考えるなら、音質傾向が似ている同じブランドのリスニング用モデルを選びましょう。
④デザインのカスタマイズ性が高い

カスタムIEMは自分の耳型を採り成形するので、その際に本体カラーやフェイスプレートなどを選ぶことができます。
精巧なデザインを提供するイヤモニ・メーカーもあり、そのバリエーションは無限大。アーティストも個性あふれるこだわりのデザインを選ぶ人が多いのです。
⑤ケーブル着脱可能モデルが多く存在

プロが扱う製品は、故障を考えて修理の容易なものが多いです。特にライブの激しいパフォーマンスにケーブルの断線はつきものなので、イヤモニはケーブルの差し替えが容易にできるようになっていることがほとんどです。
これを利用して、すべてのモデルではないものの、好みのケーブルに差し替えるリケーブルの楽しさもあります。リケーブルをすることによって、より好みの音質に近づけることはもちろんですが、ボディカラーの選択に加えてデザイン性に一味加えることができます。
おわりに

いかがでしたか?イヤモニがプロ仕様ならではのメリットを持つ魅力あふれるカテゴリー製品であることや、おすすめのイヤーモニター製品についてお分かりいただけたと思います。
これから自分のライブで使おうと考えているミュージシャンには必須のアイテムと言って良いですし、アーティストと同じ音質で音楽を楽しみたい人にもおすすめです。
プロフェッショナルが愛用するイヤモニ、ぜひご検討ください!