ワイヤレスのハンドマイク(ボーカルマイク)はケーブルに制限されず自由に動けるため、アナウンス、スピーチ、カラオケ、ライブパフォーマンスなどで必須のアイテムとなっています。便利な一方、「選び方が分からない」という方や「以前、安いものを買って失敗した経験がある」という方もいらっしゃるのではないでしょうか?
この記事では、用途や使用状況に合わせたおすすめワイヤレスハンドマイクをご紹介します。音響の知識がない方でも安心な簡単操作のモデルを集めました。とにかく失敗したくないという方は、後半に紹介するShureのワイヤレスマイクがおすすめです。
いずれのワイヤレスハンドマイクも、業務用音響機器の販売やコンサートのPAなどで長年の実績がある音のプロ「ヒビノ株式会社」のベテランスタッフが厳選したものなので、安心してご使用いただけます。
※このコーナーでご紹介するワイヤレスマイクは、以下の基準で選定しています。
ワイヤレスマイクに関する疑問はぜひお問い合わせください
ワイヤレスマイクについて、何か不明な点があれば遠慮なくお問い合わせください。音のプロ「ヒビノ株式会社」運営のオンラインストア【FULL-TEN】のベテランスタッフが丁寧にお答えします。
「大きな空間で使いたい」「たくさんの本数を使いたい」「重要なイベントなので失敗できない」といった場合にも、最適なシステムをご提案させていただきます。免許が必要なA帯のワイヤレスマイクについてもご相談ください。
1. 使えるワイヤレスマイクと使えないワイヤレスマイクの違い
使えるワイヤレスマイクと使えないワイヤレスマイクは以下の違いがあります。使えないワイヤレスを選んでしまうと、音が途切れる、音が悪い、使いにくいといった機器の性能の問題以前に、国内での使用が法律違反となる可能性があるため注意が必要です。
技適マークは付いているか?
以下のような技適マークが付いていないと「使った人」が法律違反となります。

技適マークは電波法で定められた技術基準に適合している無線機であることを証明するものです。スマートフォン、Wi-Fi機器、Bluetooth機器をはじめ、今回取り上げるワイヤレスマイクにいたるまで、電波を発する機器を日本で販売する場合は、原則として機器本体に技適マークを表示する必要があります。
技適マークが付いていない無線機を使うと電波法違反となり、1年以下の懲役または100万円以下の罰金となります。ネットで売られている低価格のワイヤレスマイクの中には技適マークがないものが見受けられます。機器を製造した人でも販売した人でもなく、「使った人」が違反となるため注意が必要です。
この記事で紹介するワイヤレスハンドマイクは、全て技適マークが付いているため安心してご使用いただけます。
音の途切れにくさはどうか?
音の途切れにくさは主にワイヤレスマイクの通信性能に左右されます。
人が多く集まる場所では無数の電波が飛んでいるため、混信が起きないように他の電波の影響を除外する高い技術が必要です。今回ご紹介するワイヤレスマイクは音響機器専業ブランドが開発し、あらゆる電波が飛び交うステージで使われることを想定した高い通信性能を備えているため、音途切れのリスクを最小限に抑えた運用が可能です。
また、ワイヤレスマイクは送信機と受信機の間に人や物が入ると通信に影響が出る可能性があるため、受信機は送信機から見える位置に設置するのが鉄則です。受信機をミキサーやスピーカーに直接差し込むプラグインタイプは便利ですが、音途切れのリスクを抑えたいのであれば受信機を任意の場所に設置できる据え置きタイプをおすすめします。こういった理由から、今回は据え置きタイプのみをご紹介しています。

音の良さはどうか?
音質は音を収音するマイクの性能に左右されます。
収音した音を後で良くすることはできないため、音源の微細なニュアンスをマイクがいかに正確に捉えられるかが重要になるからです。ネットで安く販売されているワイヤレスのマイクは、性能がよくないものが多く音質が劣化する原因となっています。その点今回紹介するワイヤレスハンドマイクは、長年にわたり音質を追求してきた音響機器専業ブランドが開発したものなので安心してご使用いただけます。
マイクは用途に合っているか?
用途に合った適切なマイクを選ぶことも重要です。
同じハンドマイクでも何をどこで収音するかによって必要な性能が異なります。適切でないものを選んでしまうと、思ったような音質が得られなかったり、周囲の音を一緒に拾ってしまったり、オーバースペックなモデルを選んでしまったりする可能性があるためです。
例えば、大音量のステージ上でボーカルを収音したい場合は、高音質で周囲の音を拾いにくいマイクが向いています。逆に、周囲が比較的静かでスピーチを収音したい場合は、ボーカル用の高性能なモデルだと割高になってしまう可能性があります。
この記事を読んで、ご自分の用途に合ったモデルを選択してください。

使いやすさはどうか?
音や電波という目に見えないものをあつかうため使いやすさは重要なポイントです。
目に見えるものであれば何かしら対策は可能ですが、目に見えないものを改善するのは困難が伴います。仮に改善方法があったとしても、専門家でない限り調整は難しいのが現状です。
今回ご紹介するワイヤレスマイクは、電源を入れるだけで使えたり、ボタンを押すだけで混信のない電波を探して設定してくれたりするなど、音響の知識に自信がない方でも簡単に設定ができすぐに使い始めることが可能です。
以降で、おすすめのワイヤレスハンドマイクをご紹介していきます。
2.「用途はスピーチ中心、コスパ最重視のモデルが欲しい」でおすすめのワイヤレスハンドマイク
ベリンガーの「ULM300MIC ULTRALINK」「ULM302MIC」をおすすめします。ベリンガーは高いコストパフォーマンスと優れた基本性能を両立したドイツの音響機器ブランドです。
お求めやすい価格を実現しながらも聞き取りやすいクリアな音質を実現し、講義、セミナーなど、スピーチ中心の用途で活躍します。難しい設定は不要で音響の知識がない方でも安心して使用できます。
デメリットとしては、Wi-FiやBluetoothなどでも利用される2.4GHz帯の周波数を使用しているため混信などで電波が途切れる可能性があることと、電波の届く範囲が短いため対応できる空間が少し狭いことが上げられます。
おすすめ用途:スピーチ
使用周波数:2.4GHz帯
対応する空間の広さ:教室1~2部屋位(電波の最大到達距離30m)
最大同時使用マイク本数:2本
ハンドマイク送信機の電源:単3形アルカリ乾電池×2
マイク1本セット
ベリンガー【ULM300MIC ULTRALINK】

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マイク2本セット
ベリンガー【ULM302MIC】

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受信機と他の音響機器との接続にはXLR端子のマイクケーブル、またはモノラル標準フォン端子のオーディオ・ケーブルが必要です。FULL-TENおすすめのケーブルはこちらになります。ULM302MICは2本必要です。
FT-CABLE【XLRケーブル(マイクケーブル)】

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3.「コスパ重視だがボーカルでも使えるモデルが欲しい」でおすすめのワイヤレスハンドマイク
AKGの「WMS40 PRO MINI VOCAL SET」「WMS40 PRO MINI2 VOCAL SET DUAL」をおすすめします。AKGは音楽の都 オーストリアのウィーンで設立された、音質に定評あるマイクブランドです。
ワイヤレスマイクの専用周波数帯域「B帯」を使用しながらも高いコストパフォーマンスを実現。音が途切れにくい安定した接続と、ボーカルでも使える優れた音質を両立しました。難しい設定は不要で音響の知識がない方でも安心して使用できます。
デメリットとしては、電波の届く範囲が短いため対応できる空間が少し狭いことと、同一空間で使用できるマイク本数が2本までと少ないことが上げられます。
おすすめ用途:スピーチ、ボーカル
使用周波数:B帯
対応する空間の広さ:教室1~2部屋位(最大到達距離20m)
最大同時使用マイク本数:2本
送信機の電源:単3形アルカリ乾電池×1 または 単3形ニッケル水素充電池×1 または 単3形リチウム乾電池×1
マイク1本セット
AKG【WMS40 PRO MINI VOCAL SET(JP1) 】

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マイク2本セット
AKG【WMS40 PRO MINI2 VOCAL SET DUAL】

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受信機と他の音響機器との接続には標準フォン端子のオーディオ・ケーブルが必要です。FULL-TENおすすめのケーブルはこちらになります。WMS40 PRO MINI2 VOCAL SET DUALは2本必要です。
CANARE【ステレオフォンケーブル】

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4.「広い空間でも使える信頼性の高いモデルが欲しい」でおすすめのワイヤレスハンドマイク
ShureのSVXワイヤレスシステム「SVX24/PG58」「SVX288/PG58」をおすすめします。「Shure」はプロから絶大な信頼を得ているマイクのトップブランドです。
エントリーモデルながら、ワイヤレスマイク専用周波数帯域「B帯」の使用と高い通信性能で音の途切れが起こりにくい安定した運用を実現。受信機と送信機は最大75m離して設置できるため大きな会場でも活躍します。音質に定評あるPG58のマイクヘッドを採用しボーカルもクリアに収音できます。難しい設定は不要で音響の知識がない方でも安心して使用可能です。
おすすめ用途:スピーチ、ボーカル
使用周波数:B帯
対応する空間の広さ:教室3~6部屋位(最大到達距離75m)
最大同時使用マイク本数:3本
送信機の電源:単3形アルカリ乾電池×2 または 単3形ニッケル水素充電池×2
マイク1本セット
Shure【SVX24/PG58】

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マイク2本セット
Shure【SVX288/PG58】

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受信機と他の音響機器との接続にはXLR端子のマイクケーブル、またはモノラル標準フォン端子のオーディオ・ケーブルが必要です。FULL-TENおすすめのケーブルはこちらになります。
FT-CABLE【XLRケーブル(マイクケーブル)】

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FT-CABLE【S-Sシールドケーブル】

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5.「プロ機譲りの音質と通信性能を持ったモデルが欲しい」でおすすめのワイヤレスハンドマイク
ShureのBLXワイヤレスシステム「BLX24/SM58」「BLX288/SM58」をおすすめします。「Shure」はプロから絶大な信頼を得ているマイクのトップブランドです。
マイクヘッドには世界中で使われているダイナミックマイク「SM58」を採用し、スピーチはクリアに、ボーカルは力強い音質で収音できます。周囲の音を拾いにくい特性で、大音量のステージ上でも安心です。
高性能なワイヤレス部は、ワイヤレスマイク専用周波数帯域「B帯」の使用に加えて、音の途切れを防ぐ技術を多数搭載しており極めて安定した運用を実現します。同一空間で最大6本のBLXワイヤレスマイクを使用可能です。設定はたった2回のスイッチ操作で完了できるため、音響の知識がない方でも安心してお使いいただけます。
おすすめ用途:スピーチ、ボーカル
使用周波数:B帯
対応する空間の広さ:教室3~6部屋位(最大到達距離60m)
最大同時使用マイク本数:6本
送信機の電源:単3形アルカリ乾電池×2
マイク1本セット
Shure【BLX24/SM58】

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マイク2本セット
Shure【BLX288/SM58】

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6. まとめ
今回は、用途や使用状況に合わせたおすすめワイヤレスハンドマイクをご紹介しました。適切なモデルを選択することで、ストレスのない運用を実現できるだけでなく導入コストも抑えることが可能です。
ワイヤレスマイクに関する疑問はぜひお問い合わせください
ワイヤレスマイクについて、何か不明な点があれば遠慮なくお問い合わせください。音のプロ「ヒビノ株式会社」運営のオンラインストア【FULL-TEN】のベテランスタッフが丁寧にお答えします。
「大きな空間で使いたい」「たくさんの本数を使いたい」「重要なイベントなので失敗できない」といった場合にも、最適なシステムをご提案させていただきます。免許が必要なA帯のワイヤレスマイクについてもご相談ください。